SQL Serverのスカラー値関数としてGNRIを定義するには

 高齢者における低栄養は死亡のリスクを高めることが知られています.Geriatric Nutrition Risk Index (GNRI) は低栄養を簡易に検出できるツールです.単に高齢者だけではなく,維持透析患者においても有用です.その定義は以下です.

\displaystyle \mathrm{GNRI} = 14.89\times\mathrm{Albumin (g/dL)} + 41.7\times\frac{\mathrm{Body Weight}}{\mathrm{Ideal Body Weight}}

ここで理想体重 (kg) は身長 (m) の二乗に 22 を乗じて得られます.ただし実体重が理想体重を上回る場合には,実体重を理想体重に置き換えます.つまり第 2 項の分数は 1 に等しくなります.

 データベースのテーブル定義は以下の通りであるとします.日本透析医学会統計調査票の 2013 年版に基いています.

 上記テーブルの中で必要な項目は身長,体重,アルブミン値です.下記プロシージャを実行して関数を作成します.実体重が理想体重を上回る場合には実体重を理想体重に置き換えるという条件は CASE 式の中で評価します.

 下記のクエリを実行して GNRI を求めます.CASE 式の中身は透析後体重が空欄の場合は透析前体重で代用するという意味です.

参照:維持透析患者のための簡易栄養スクリーニングツール