四分表(クロス表)からχ二乗検定を行う

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 四分表では下記の式でχ二乗統計値を求めるのが一般的ですが,名義変数やアウトカムの取る値が3以上の場合でもχ二乗検定を行うことは可能です.χ二乗統計値とは,全てのセルにおいて観察値 O と期待値 E の差を二乗した値を期待値 E で除し,それらを合計した値のことです.

\displaystyle\chi^2(df)=\sum\frac{(O-E)^2}{E}

df: degree of freedom

 四分表(クロス表)が下記のようである場合,χ二乗統計値は次の通りです.χ二乗統計値はχ二乗分布に従い,自由度1の場合,片側検定で p

  TRUE FALSE Marginal total
POSITIVE a b a + b
NEGATIVE c d c + d
Marginal total a + c b + d N 
\displaystyle \begin{array}{rcl}\chi^2&=&(ad-bc)^2\times\frac{N}{(a+b)(c+d)(a+c)(b+d)}\vspace{0.2in}\\\chi^2(Yates)&=&\left(|ad-bc|-\frac{1}{2}\right)^2\times\frac{N}{(a+b)(c+d)(a+c)(b+d)}\end{array}
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投稿者: admin

趣味:写真撮影とデータベース. カメラ:TOYO FIELD, Hasselblad 500C/M, Leica M6. SQL Server 2008 R2, MySQL, Microsoft Access.

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